なんだかんだで続いている投稿。好きなタイミングでことばをこちらに置かせて頂いております。今年に入ったと思ったらあっという間に２月２日。

今年に入ってから始めの展示は、小学校での展示１つと、私の出品する展示の２つ。また、中学生の作品展が4つ×２の計11個の展示準備を一ヶ月と少しの間にこなす事となっており、頭が大変な日々を過ごしておりました。

去年の１２月の展示が終わってからあまり制作猶予期間がなく、立て続けに搬入、搬出作業となり、一ヶ月もない制作期間で完成度を一定以上保たなければならず、同時に仕事をこなしながら中くらいの作品を６枚完成させなければならないという怒濤の一ヶ月間を成し遂げた私は、一皮むけたように思います。

今日は夜のカフェで一人考え事…

私の2016年初めの出だしは、どうやら悪くはないようです。

H28.2.2 23:02分現在

梶友哉

大掃除の日。晦日。

色々なものを捨てて新しい年に備える。今日はそんな日。特に目立った事はないけれど、なんだかんだで、何もない、けれど良い日だったように思います。この一年、大きな進展はなかったけれど、一歩一歩着実に前に進んでいるように感じています。自分自身に関しても”表現”に関しても。明確に目標を決めているのではなく、思い描くヴィジョン、景色が僕にはあるということに気がついた一年でした。”表現”。これは僕の一生をかけても完成することのないもの。だからこそ向かうことができているのかなと思ったりもします。どこか切なくもあり、けれど悲哀ではない不思議なもの。大切なひとからもらったたくさんの時間、思い出も、きっと片鱗に現れたりしているのかもしれません。

色々と沢山やらなくては

ならない事がある時は

あえて好きなことをやってみたり

他の事に時間を当てたりすることが

自分の気持ちに余裕をつくることに

つながることがある気がします

一見自分をギリギリまで追い込んで

自分の首をしめているようにみえますが

それは自分が意識的に前に進むための

必要な"あがき"なんだと思います

こうしたい、ああしたいという欲を満たす事で生まれる心の充足感をエネルギーとして、いまもやらなくてはならない事をコツコツ済ませています。

いつも絵の事を考えているかといえばそんなことはない。むしろ近年では絵の事はさほど気にしなくなってきました。日々過ぎ去ってゆく日常の中、今はただ、その都度、今自分がしたい事を自分のペースで精一杯やること。これを意識しているのかなと思います。そして、疲れたら自分が納得するまで体を、脳を休ませればいいと思いながら、最近生きている気がします。

日を重ねてゆくうちに、何かがわかったようになったかと思えば、何かがわからなくなる。けれど、それを繰り返してゆくうちにその得体の知れない何かが、ほんの一瞬その瞬間だけわかった気になる。それを繰り返していくにつれて何かがわかるのだろうかと、自問しながら仕事をして過ごしている。絵を描いているとそれが何となく感覚として、描いた画面から伝わってくる気がしています。

卒業してからずっと想ってることがある。僕にとってはもう遅いことなのかもしれない。好きに対して僕はどこまで自分を保てるのだろう。好きというだけでどれだけ感情を露にして相手を想えるのだろう。気が狂いそうなほどに好きと伝える事ができるのだろうか。きっといつもどこかで自身の限界をつくってしまってきたのかもしれない。人は ロボット ではないけれど、僕は人として上手く喜怒哀楽を表現できているのだろうか。僕は上手に人におもいを伝えられているのだろうか。当時から続くこの想いは、今そしてこれからの僕にとっても本当に大切なものです。

どれだけ自分があまい人間なのか。どれだけ現実を知らない人間なのか。それはわからない。現実とはどの現実なのか。その現実は感じるべきものなのか。個人の嫌な思い出・記憶・感情・時間を相手に当てつけることなのか。今の僕にはわからなかった。